私と野菜②Happy ベジジャーナルができるまで
3人育児をしながらの毎日の食事作りは、野菜果物に癒される時間はあっても、大変でした。
昼間ワンオペ育児にはつきものですが
抱っこをせがまれても、手が離せず、キッチンの床でおすわりさせた長女に
干し葡萄をつまませ、その間にささっと、両手を使う作業を終わらせてみたり、、、
そんな生活の中で、
買い物は、野菜果物に触れる楽しい時間だったのですが、、、
スーパーに並んでいるサイズの揃った綺麗すぎる野菜を見ると、定番のメニューや食べ方でしか楽しめない、なんとなく食べる側も野菜も制約を受けているような感覚がありました。
幼少期、畑で見てきた彼らの自然のままの姿や、バラバラな個性には、こちらが合わせて、食べ方を選んでいた祖父母を思い返して、違和感を感じていたのだと思います。
育児をするようになって、畑で五感をいっぱいに使って感じた自然、開放感、自由、あたたかい祖父母との思い出が自分のルーツになっていることを感じていたし、
それが全部野菜を通じてよみがえって繋がり、ありのままの子どもに接してあげたい気持ちと重なってきていたのかも知れません。
人間の都合に全力で合わせてできた野菜果物たちを見ると、なんだか胸が痛くなったり、
個性をすごく発揮したり、生命力や自然の神秘を感じさせてくれる野菜果物と出会うと、ワクワクしたり。
自然に生まれ持った野菜の個性を、子どもたちのありのままを受け止めるように、もっと受け入れてあげていいのではないか、と感じたりしていました。
野菜果物のことをもっと知りたい、自分の生活や家族の食事作りに役立てたいという直接的なメリットにも、もちろん後押しされて、ちょうど見つけた野菜ソムリエという資格に前のめりで挑戦して取得、さらに野菜ソムリエプロ資格をとったのは、真ん中の娘が3才の時でした。
③へ続く。