プラントベース食品

皆さんは、最近、お近くのスーパーなどでお買い物の時に、「プラントベース」(plant based)という表示を見かけますか?

私は、最寄り?スーパーで代替肉やプラントベース食品を多く取り扱うようになったな、と感じています。

プラントベース食品(植物由来の原材料:大豆、えんどう豆、そら豆、穀物などを使用した食品)が一段と注目され始めたのは、サステナビリティ=持続可能な開発目標との関連なのですが、これについて少し調べたので、疑問が残っている方がもしもいたら、ご参考になればと思って書きます。

これまでも、ビーガン、ベジタリアンなど、動物性食品を取らないか、制限する食生活をする人たちはいました。
その理由は、健康上の理由、動物愛護の観点からの個人の主義やライフスタイルが多かったのですが、最近プラントベース食への代替が勧められているのは、それらの理由より、地球規模、人類全体の課題としての取り組みという側面がとても大きくなっています。

ビーガン、ベジタリアン、プラントベース、という用語について、カゴメ食品さんがわかりやすい図で情報載せてくださっていました。https://www.kagome.co.jp/products/brand/plantbased/

 

 

最近、普段の食生活でプラントベース食が推奨されていたり、増えてきていますね。スーパーでは、ミートソースなど加工品もあれば、代替肉としてお肉コーナーに置かれて、ここへきて品揃えが増えてきた印象があります。日本食糧新聞のサイトには、メーカーごとの商品について記事が出ていました。 https://news.nissyoku.co.jp/special/760755

冒頭に書いた通り、サステナビリティ=持続可能な開発目標との関連なのですが、今このブログを読んでくださっている方は、ポイントがパッと繋がって見えますか?

食肉としてパック詰めされたら、もう人の目には見えないけれども、人の食糧となるまで、動物は生命活動から多くの二酸化炭素を排出し、生きるために水と食糧を消費しています。動物の飼料となる大量の穀物を育てるためにも、大量の水が必要ですよね。ここに相当な環境負荷がかかることを、誰かちゃんとわかるように知らせてきてくれていたら、、、と、初めて知った時に思いました。

人の肉食が増え、動物をそれに応じて飼育するのでは環境への負荷を上げてしまうこと、ただでさえ地球規模では人口増加が予測されていること、気候変動による干ばつなどで農作物の収穫も影響を受けるかもしれないこと、など未来は、食糧不足が起きる可能性があるというのが、今食品業界でもプラントベース食を増やしている背景と言えそうですね。2050年の世界の食料需要量は2010年比1.7倍となる、という記述が農水省が令和4年に出した『2050年における世界の食料需給見通し』の中にあります。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_mitosi/attach/pdf/index-12.pdf

プラントベース食品の表示について包装パッケージ記載事項などは、日本の行政では消費者庁が、指導しているようですので、消費者として知っておこうと思いました。 https://www.caa.go.jp/notice/other/plant_based/assets/representation_cms201_210820_01.pdf

私は個人的には、今までは某ハンバーガーチェーン店でベジバーガーを食べるとか、おしゃれなカフェで出されるベジタブルプレートを食べるなど、プラントベース食は外で食べるのがほとんどでした。偶然、家族の1人がベジタリアン宣言をした時期があって、ベジミートやベジブロスで代替食を作った経験はありますが、自分ではせいぜい自宅で飲むコーヒーに入れる牛乳を豆乳に置き換えてソイラテをのむくらい。。。本格的にプラントベース食を取り入れてはきませんでした。

でも考えてみたら、動物性タンパク質ばかりでなく、豆腐や油揚げ、納豆など日本食は豆製品で植物性タンパク質を割ととっていますね。考えてみたら日本には精進料理が昔からありますし。
急激に変化するのは負荷が各方面に高くなるので、これから少しずつ試していこうと思っています。

急激な変化というと、代替となる大豆もサステナブルな調達を考える必要がありますよね。
すでに認証などの取り組みがあるそうで、こちらの記事で知りました。
日経BP https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXR/22/ussoybean0128/

普段は気楽な野菜果物アイデア発信をメインとしていますが、実は環境や自然保護にもアンテナ高くしていたいなと思っています。これをお読みになった感想なども、よかったら公式LINEからお寄せください。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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